慎重にリボンをほどき中から出てきたのは
『スノードーム。』
中から出てきたのは黒い土台に真ん丸のドームが乗ったスノードーム。
真っ白い雪が舞う中には、ふくろうの親子が身を寄せていた。
ふわふわ水の中を舞う雪が、居酒屋のライトでキラキラ輝いた。
私は好きなんだ。スノードームが。
小さい頃は集めていたし、作ったこともある。
「君に苦労はさせないよって。不苦労だって。
書いてあったよ。あはは」
私はただひたすらそのスノードームを見つめた。
「バカにしてる訳じゃないよ?だってさ、こういうの可愛くね?見て?このバカ面!」
何も言わずただただ見つめる私に
不安になったのか岳は騒がしく喋り出す。


