早朝、すっきり目覚めてしまった俺は孝介の部屋に向かった。
肌寒い朝の空気を感じながら、海沿いを走る。
何とも清々しい始まりだった。
部屋について合鍵で中に侵入すると、孝介はもう起きていた。
「ビックリしたぁ!何だよいるんだからピンポン押せよ。」
走りに行こうとしてた予定を素振りに変更して、マンションの庭に向かった。
「孝介さぁ、かなちゃんとお茶したの?」
生暖かくなった風が吹く学生マンションの前で孝介は素振りを止めた。
「かなちゃん?」
と頭を捻る。
「海風の。」と言うと、「あぁ」と、素振りを再開した。
「最近見ねえよな。」
びゅんっびゅんっと、バットの風切り音が耳に鳴る。
「かなちゃん東京行くんだって。就職して。」
うひゃーと笑顔で声をあげる。
「かっちょいいな!あはは」
俺はその場に座り、硬球を拾って壁に投げた。
硬球はドッと音をたてて地面に落ち、コンクリートの壁に白い跡を残した。
「壁にぶつけると怒られんよ。」
「マジ?!」
「あはは。」
孝介はいい素振りをする。気持ち良さそうに風をぶったぎる。
肌寒い朝の空気を感じながら、海沿いを走る。
何とも清々しい始まりだった。
部屋について合鍵で中に侵入すると、孝介はもう起きていた。
「ビックリしたぁ!何だよいるんだからピンポン押せよ。」
走りに行こうとしてた予定を素振りに変更して、マンションの庭に向かった。
「孝介さぁ、かなちゃんとお茶したの?」
生暖かくなった風が吹く学生マンションの前で孝介は素振りを止めた。
「かなちゃん?」
と頭を捻る。
「海風の。」と言うと、「あぁ」と、素振りを再開した。
「最近見ねえよな。」
びゅんっびゅんっと、バットの風切り音が耳に鳴る。
「かなちゃん東京行くんだって。就職して。」
うひゃーと笑顔で声をあげる。
「かっちょいいな!あはは」
俺はその場に座り、硬球を拾って壁に投げた。
硬球はドッと音をたてて地面に落ち、コンクリートの壁に白い跡を残した。
「壁にぶつけると怒られんよ。」
「マジ?!」
「あはは。」
孝介はいい素振りをする。気持ち良さそうに風をぶったぎる。


