一生分の愛を君へ

しばらく眠る舞を見た。
起きたら、何て言おう。舞のなにも知らない俺が、何を話そう。

頭を抱えていると、うっすらと明るくなってきた。
「おい…。おーい。」
そっと目を開け、ぼんやりと地面を見ている。

「見といた方がいいよ。ライジングサンて言うんだって。」
舞の視線が太陽をとらえた。

「これから始まる1日の希望って光を全部溜め込んだ眩しくない太陽。
だってさ。…漫画の受け売り。」

俺がどんなに見つめても、舞の視線は太陽から動かない。
寝惚けてるのかと顔を除き込む。

『きれぇ…』

綺麗だった。暖かい太陽の光を浴びる横顔は、ライジングサンよりもずっと光を溜め込んでいた。
「ハガっぽい感想だな。」

俺が笑うと舞も笑った。