「掴まってくれる?落ちたいの?」
少し強気で言うと、白い手は慌てて腰をつかむ。少しくすぐったいが、我慢。
エンジンをかけ、行くぞと声をかけた。
と同時に、白い手を腰に巻き付ける。手はそこに固定された。
さっきまでのやる気はぶっ飛び、自分で招いた密着にドキドキして吐きそうになった。
それでも二人を乗せたベスパは、勢いよく海沿いを走り出す。
『あー…』と風を感じる声を聞き少しほっとした。
ガードレールと電信柱が視界に入っては消えて行く。
風をきり、波の音を聴き、舞のことを思った。
好きだ。すごく好きだ。
「お前今なに思ってる?」
舞の答えは
『…ちっちっちっびゅん』
だ。
暑さでどうかしたかと思ったが、ちっちっちっびゅんはガードレールと電信柱が現れるリズムにピッタリだった。
ちっちっちっびゅん
ちっちっちっびゅん
次第に楽しくなり、スピードをあげた。
少し強気で言うと、白い手は慌てて腰をつかむ。少しくすぐったいが、我慢。
エンジンをかけ、行くぞと声をかけた。
と同時に、白い手を腰に巻き付ける。手はそこに固定された。
さっきまでのやる気はぶっ飛び、自分で招いた密着にドキドキして吐きそうになった。
それでも二人を乗せたベスパは、勢いよく海沿いを走り出す。
『あー…』と風を感じる声を聞き少しほっとした。
ガードレールと電信柱が視界に入っては消えて行く。
風をきり、波の音を聴き、舞のことを思った。
好きだ。すごく好きだ。
「お前今なに思ってる?」
舞の答えは
『…ちっちっちっびゅん』
だ。
暑さでどうかしたかと思ったが、ちっちっちっびゅんはガードレールと電信柱が現れるリズムにピッタリだった。
ちっちっちっびゅん
ちっちっちっびゅん
次第に楽しくなり、スピードをあげた。


