一生分の愛を君へ

『あぁあ。誕生日楽しみだなぁ!!』

やっと腕から解放された私は、照れ隠しにまずこう言った。

笑っている岳と真人。
「どんな風にしよっかな。舞の19歳は。」

いつもより大人びた笑顔で、優しい笑顔でそう言った。

どうしてこんなことくらいで
いい気になっていたんだろう。

一番近いのは私だなんて
一番分かってるのは私だなんて
どうして自惚れていたんだろう。


3月4日

私の誕生日の4日前に岳には彼女ができた。

私と同じ
3月8日生まれの、年下の可愛い彼女だった。