一生分の愛を君へ

最近の俺は、毎日海風の前を通る。

舞が来るのだと分かってしまったら、ついつい調べてしまうのだ…。
学校帰り、バイト帰り、遊び帰り…。例え拓郎にからかわれようとも、海風通いを続けた。

いつものように海風の中を見ようと手前でスピードを落としたその時。
窓際に座り俺をにらむ、美帆と目が合った。

思わずスピードをあげると、美帆はガタガタバタバタと店を飛び出してくる。

そしてバンっとドアを開け叫んだ。
『想生!』
急ブレーキをかけて恐る恐る振り替えると、仁王立ちでギロリと俺をにらんでいた。