一生分の愛を君へ

バッシャーンと、イルカは豪快に水に帰り、大きな白イルカは水槽の中から手を振った。
子供たちが
イルカーイルカーとはしゃいでいたが、イルカのジャンプは空には届かなかず。
俺はチッと。舌打ちをした。

俺たちはジャンケンで負けた翼の奢りで塩バニラソフトを食べ、海風へ向かった。
拓郎は塩バニラソフトを相当気に入ったらしい。
ずっとその話をし続け、木場さんに作れないかとねだるほどだった。

その夜俺はイルカになる夢を見る。
太陽に届けと言われ、頑張るも届かない。くそう。と思っても助走をつけても太陽は遠い。

落胆する客席の中に、舌打ちをするイルカがいた。

目が覚めて「ごめんなさい」と、イルカに謝った。