一生分の愛を君へ

「さみぃなおい!」

「拓郎さぁ、薄着過ぎんだよ。何で半袖なの?」

「翼のカーディガン貸せよ。」

「無理。」

「…翼って俺のこと嫌いだよな。」

「ていうかさ!」

三人が一斉に俺を見る。
「俺の、誕生日だよね?」
おー
とか
あー
とか、気のない返事をしやがる。
「ベスパ置いてこようかな。」


「つかさ、俺たちのこと順番に海風連れてってよ。これ名案。」

孝介天才!拓郎がはしゃぎ、翼が俺を見てにやついた。