一生分の愛を君へ

美帆は手巻き寿司を用意していた。
寿司屋のお吸い物と、ケーキとサラダとシャンパンが並ぶ。

食べる前に食費を渡し、メリークリスマスの声で乾杯した。

美帆がぐいっとシャンパンを飲む。
「俺の分もやるよ」

『何で?』

「ベスパできてるから。」
『泊まればいいじゃん。』
あははと笑いながら美帆が2つの手巻き寿司を巻く。
「…いただきます」

ひとまずマグロとシソの入った寿司をかじる。

うまい。

美帆は楽しそうに大学やバイトの話をする。

寿司を食べ
お吸い物を飲み
シャンパンを飲み
寿司を食べ
サラダを食べ
シャンパンを飲む。

『想生、マジで飲まないの?』

「へ!?」

『超つまんない!泊まんなって!襲わないから!』

『バカじゃねぇの』

美帆はお酒で少し気持ちよくなっていた。

もういいや。