出るか、出まいか
頭を捻る。
そんな俺の後ろから拓郎が顔を出し肩に頭をのせた。
「美帆じゃん。」
「ちけぇよ。気持ちわりいな。」
「出ないの?」
…
拓郎はいつも
俺と美帆を気にする。
「…出ないのかよ。」
「出ない。」
パタリと携帯を閉じる。
「何で?」
「今飲んでっから。」
ふぅん。
拓郎は肩から顔をはなし
再びベッドに寝転んだ。
「飲んでると電話でねぇの?」
孝介はボールを右手、左手とぽいぽいと投げながら俺をじっと見て聞いてきた。
「こいつどうせ、くだらねぇ電話だもんよ。」
孝介は俺から目を離さず続ける。
「お前って美帆に厳しいよなぁ。」
そんなつもりはなかった。が、どう対応していいのか掴みきれてないのは事実だ。
拓郎がニヤリと笑って俺を除き込んだ。
「何だよ。」
「本当は好きとか!」
「ちっげぇよ!」
顔が熱くなる。
拓郎は容赦なく続ける。
「と、見せかけて?」
「見せかけてないって!ちがうっつの!」
「えー。」
「と見せかけてバント!」
孝介がバットを持ってバントの構えをした。
「プッシュ!」
拓郎がケラケラと笑う。
「おいお前らうるせぇって。苦情くんぞ。」
と翼が眉をしかめた。
「次は俺を敬遠した方がいい。」
孝介は親指を立てて俺を見た。
いつの間にか美帆からの着信は止まっていた。
頭を捻る。
そんな俺の後ろから拓郎が顔を出し肩に頭をのせた。
「美帆じゃん。」
「ちけぇよ。気持ちわりいな。」
「出ないの?」
…
拓郎はいつも
俺と美帆を気にする。
「…出ないのかよ。」
「出ない。」
パタリと携帯を閉じる。
「何で?」
「今飲んでっから。」
ふぅん。
拓郎は肩から顔をはなし
再びベッドに寝転んだ。
「飲んでると電話でねぇの?」
孝介はボールを右手、左手とぽいぽいと投げながら俺をじっと見て聞いてきた。
「こいつどうせ、くだらねぇ電話だもんよ。」
孝介は俺から目を離さず続ける。
「お前って美帆に厳しいよなぁ。」
そんなつもりはなかった。が、どう対応していいのか掴みきれてないのは事実だ。
拓郎がニヤリと笑って俺を除き込んだ。
「何だよ。」
「本当は好きとか!」
「ちっげぇよ!」
顔が熱くなる。
拓郎は容赦なく続ける。
「と、見せかけて?」
「見せかけてないって!ちがうっつの!」
「えー。」
「と見せかけてバント!」
孝介がバットを持ってバントの構えをした。
「プッシュ!」
拓郎がケラケラと笑う。
「おいお前らうるせぇって。苦情くんぞ。」
と翼が眉をしかめた。
「次は俺を敬遠した方がいい。」
孝介は親指を立てて俺を見た。
いつの間にか美帆からの着信は止まっていた。


