一生分の愛を君へ

徐々に近づいてくる美帆に効果音をつけた。
ドゥーウドゥ
ドゥーウドゥ
ドゥードゥドゥードゥドゥードゥドゥードゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥ…

「ジョーズ?」

「うん。」

ジョーズは目の前までやって来た。

『ねぇ!何で買い出し誘ってくれないの!』

昨日、美帆からメールがきた。
メールには『花火しよう!夜まであけといてね』と書いてあった。

俺は花火が好きだけど
あぁ舞と花火がしたい
と思い、想像しているうちに寝てしまったのだ。

美帆は少し怒った様な顔で俺を見て、膝まで飛んだ砂を右手で払った。

俺は少し戸惑い翼を見る。
翼はチラリと美帆を見て、片手をあげて拓郎たちの輪へ戻って行った。

そんな翼を目だけで見送ると
美帆はタラタラ文句を言い出す。
『メールも返さないし…夜まで空けてるよね?
綾と栄子は夕方からバイトだから。
みんなでとかないから。』

言いながら
首から出た水着の紐を、ギュッと縛り直した。