一生分の愛を君へ

日曜日。
予定通り、海でバーベキューが行われた。

拓郎と孝介は、一緒に来た女子たちちょっかい出されたり、出したりしながら夏を謳歌していた。

そんな6人を遠目に、俺は翼と買い足した食料を持って砂浜に足を下ろした。

「暑い。重い。」

「想生うるせぇ。」

「だって暑いんだもん。海入ろうぜ。」

「勝手に入れよ。俺は腹減った。」

「翼って本当につめてぇよな。」

「…。」

「でも後輩とかに憧れられたるからうぜぇよな。」

翼は俺を首から上だけ振り返りにらむ。
照れ屋だな。と思う。

そんな翼越しに、こちらに走ってくる美帆が見えた。