一生分の愛を君へ

昼になると美帆から電話がきた。

裏門で待ち合わせと言うことになり、俺は講義室から真っ直ぐ裏門に向かう。

午前中で講義を終えた学生がたくさん、裏門や正門に向かって歩く。

校舎の外に出ると
テニスサークルの奴等が、ラフな格好でラケットを持ち、コートに向かっていた。

その団体が通りすぎると、駐輪場のベスパに
美帆が跨がっているのが見えた。
『やっほー』
美帆が手を振る。

俺は無言で右手をあげて近づいた。

『思ったより早いじゃん。』
何おごってもらおうかなぁと言いながら

さりげなく俺の肩に体重をかけてベスパから降りるところは
やっぱりうまいなと。

あいつは
舞は元気かなと。
考える。