一生分の愛を君へ

「美帆に告白されたんでしょ?」

「んー?あー…」
きっと本人から聞いたんだろう。
拓郎はスウェットのポケットに自転車の鍵が入ってることを確認しながら言った。

「可愛いのに。」

美帆はモテた。
明るいし、まぁまぁキレイだし。

男に慣れてた。

何て言うか、うまいなと思うことがよくある。
「仲いいのかと思ってた。ていうか、そういう意味で。」

ていうか…。

美帆は飲み物を自分で買わずに
「ちょうだい』
と言って一口飲む。

うまいなと

そう思ってしまう。