「バイクの後乗ったことある?すっげー気持ちいいよ。」
彼女の頭にズコッとヘルメットをかぶせると
小さな声で『イテッ』と言う声がした。
聞こえない振りをして先に跨がり
彼女が乗ってくるのを待つ。
普段男ばかり乗せてるから
シートの沈みが浅くて
ドキドキした。
振り返ると
彼女がしかめた顔をしたので
やべっと思ったら
『何か臭くない。甘い臭いがする。』
と言うもんだから
そういうのがあるんだ。
と話したら
多分緊張のせいですごい喋ってた。
彼女はうんともすんとも言わずに空を見る。
何だよ。ちくしょうと思った。
真似して空を見たら
紫でまるで綺麗じゃない。
仕方なく「いくよ。」
と声をかけ
ベスパのエンジンをかけた。
晴れてくれよ。
俺は曇った空に祈った。
頼むから晴れてくれ。
後の彼女がワクワクするような。そんな空になってくれ。
彼女の体温を背中に感じながら、曇った空をにらんだ。
すると、雲の薄いところからチカチカと光が指してきた。
勝った!空に!
徐々に徐々に
雲は動き太陽が現れる。
「やったぁー…」
彼女に聞こえないくらい小さな声が思わず漏れた。
満面の笑みで空を見上げいると
対向車線を車が通り
ハッとした。
どれだけ間抜けな顔で走ってんだ。
まずいまずい。
少し顔が熱いのを感じながら
「おっこちんなよ。」
と冷静に声をかけ
二人が乗ったベスパは
坂道を上る。
彼女の頭にズコッとヘルメットをかぶせると
小さな声で『イテッ』と言う声がした。
聞こえない振りをして先に跨がり
彼女が乗ってくるのを待つ。
普段男ばかり乗せてるから
シートの沈みが浅くて
ドキドキした。
振り返ると
彼女がしかめた顔をしたので
やべっと思ったら
『何か臭くない。甘い臭いがする。』
と言うもんだから
そういうのがあるんだ。
と話したら
多分緊張のせいですごい喋ってた。
彼女はうんともすんとも言わずに空を見る。
何だよ。ちくしょうと思った。
真似して空を見たら
紫でまるで綺麗じゃない。
仕方なく「いくよ。」
と声をかけ
ベスパのエンジンをかけた。
晴れてくれよ。
俺は曇った空に祈った。
頼むから晴れてくれ。
後の彼女がワクワクするような。そんな空になってくれ。
彼女の体温を背中に感じながら、曇った空をにらんだ。
すると、雲の薄いところからチカチカと光が指してきた。
勝った!空に!
徐々に徐々に
雲は動き太陽が現れる。
「やったぁー…」
彼女に聞こえないくらい小さな声が思わず漏れた。
満面の笑みで空を見上げいると
対向車線を車が通り
ハッとした。
どれだけ間抜けな顔で走ってんだ。
まずいまずい。
少し顔が熱いのを感じながら
「おっこちんなよ。」
と冷静に声をかけ
二人が乗ったベスパは
坂道を上る。


