一生分の愛を君へ

「ハッピーメリーメリー…」
と、少し盛り上げようとアレンジしたものの
言葉に詰まったのは我らがいじられキャラ真人。

『真人ホントうざい。』

「帰れ。」

「おい!岳と舞ってこんなだったっけ!?」

相変わらずの上下関係に
笑みをこぼす仲間たちに囲まれて
クリスマスパーティは岳の自宅にて始まった。

「プレゼントはビンゴ大会だからな!」
イベント好きな岳は、プレゼント交換のためのビンゴまで準備してきた。
手作りで。

何にせよ、私は岳の持ってきたものが欲しかった。

「じゃあ始めまーす。」
6人という少人数で
なかなかビンゴは出ない。
なかなか出ないなりに、私は早かったのだと思う。

『ビンゴー』

「舞!お前もっと喜んで報告しろよ!」
『ビンゴ〜♪』

「許す!選べ!」

どれが岳の持ってきたものだろう。
さっぱりわからないまま、私はよく知るお店の小さな袋を手にした。
「舞かぁ…」

『え?』
「男子の方がいいかもだけど、舞ならいっかな。」
岳その発言は、私が一番もらいたかったプレゼントを手にした証拠だった。

岳のなんだ。

岳からのクリスマスだ。

私はドキドキしながら袋を開けた。
中には小さなサイコロが二つ。
六面全部、夜の営みの体位が書いてあった。

『何だこりゃ!!』

「彼氏できたら使えよ!」
なるほど。これは恋人同士が夜を楽しむために使うものだ。ほうほう
と、全面確認する。

『ありがたくもらっておきます!』

「うむ。」

誇らし気な岳。
私はこいつをエロンティ伯爵と呼ぼう。