一生分の愛を君へ

彼女は突然現れた。


自宅を出て数分で見えるその砂浜に。

湿っぽい風が吹く6月の海に。
曇り空でどんよりとしたそこに。

立っていた。


すごく気になった。

多分服とかが単純にタイプだった。

遠くにある後ろ姿が
可愛かった。


俺は茶色の軽自動車の隣に立ち
彼女を見つめ続けた。