一生分の愛を君へ

想生は私の隣に腰掛け、ジンジャーエールを頼んだ。
「1人で来たんだ。」


涙が流れた。

「何飲んでんの?」

どんどん流れた。

「…何で泣くんだよ。」

分からなかった。

ただ、ジンジャーエールか、ベスパで来たのかな?

と思った。

また後に乗せて欲しい。とも思った。

「顔を上げろ。」

想生は、うつむく私の頭をつかみ無理矢理顔をあげた。

うぎぎ。


「ぶっ細工だな。」

『なっんで…』

「ブス。」

そう笑いながら左手の親指で私の涙をぬぐった。

お店に流れるjazzがやたら大きく聞こえる。

私はもう
どれだけ泣いただろう。