一生分の愛を君へ

私にちょうど四杯目のカクテルが届いた時

海風看板がカタリとなり
扉があいた。

カランカラン

「いらっしゃい」
木場さんがそう微笑み
私がジントニックを一口飲み
ふらり
と振り替える。

「よう」

想生だった。


少し酔っぱらい、とろりとした頭で何度も考える。

でも、何度考えても想生だった。

カウンターに突っ伏した私の目からは
涙が流れていた。