一生分の愛を君へ

すっかり陽射しが強くなった7月の夜。

私は初めて、1人で海風に来た。

いつものように階段を上がり、ギギっとドアを開ける。
カランカランとベルが揺れた。
いらっしゃいと微笑む木場さんの前。
バーカウンターの大きな花瓶に向日葵がささっていた。

その隣の小さなガジュマルが
「この季節のあなたには、絶対絶対敵いません。」
と言っているように見えた。

大丈夫。外のお前の親分は、立派に門番をしていたから。
と、私は思っていた。

冷たいおしぼりが手渡され、いつもの様にフローラルの香りが漂う。

私は、ガジュマルが好きだ。
大好きだ。


何だかすごく可愛いし、沖縄の怪獣だか精霊が住んでると聞いて、すごく想像できて、ワクワクする。