一生分の愛を君へ


「いらっしゃいませ」
と、真人のいとこの友達であろう店長と
スタッフが女の子1人が出迎えた。

あまり広くない店内には、クリスマスの飾りが装飾され、バーカウンターには小さなツリー。

その横には小さなトナカイの人形と
トナカイよりもっと小さなサンタクロースが立っていた。

入り口を振り替えると
<海風>という文字が木の看板に画かれ、太い紐で吊るされていた。

『…海風。』

ああ。と、あー君、美紀さんと自己紹介に花を咲かせていたマスターが話し出した。

「俺の嫁の名前がね、晴れの海ではるみ。あと息子が風太。」

そう言うと、ニッコリと私に微笑みかける。