一生分の愛を君へ

想生は缶を持つと、私を気にすることなく砂浜に降りる階段に腰掛けた。

私もそのまま隣へ座る。

砂浜にいるの真人たちの方に目をやると、真人が明らかにこちらを気にしているのが分かる。


「彼氏?」

カクン。と言う音をたてて、想生の缶コーヒーが空いた。

『手が…なかなかかっこいいね。』

「…。」


想生は缶の上の方を持って円を描くように振っている。

黙ってしまったなぁ、と、顔を確認すると
眉間にシワを寄せ、唇をかんでいた。

「…話聞いてんのかよ…」

と小さい声で言い
グイッとコーヒーを飲んだ。

まだ会うのは二回目なのに照れているな
と言うことが分かって、こっちまで照れた。