曲が終わり、大きく振っていた手を下に降ろした。
片手はしっかり岳と繋がったまま。
会場中のアンコールを呼び掛ける歌が強くなればなるほど
岳と私の手も少しずつ強くなった。
黙ったまま真っ直ぐステージを見つめる岳を見上げていると
少しずつ不安が押し寄せる。
黙っていることに耐えかねた私は、思わずふざけたように言ってしまった。
『寂しいの?手。』
岳はチラッと私の手を見てニヤリと笑った。
「バカ?」
ワァアアアアァア!
突然始まったアンコールと同時に
繋がっていた手は離された。
それは私にとって、フェスが終わる時間のようだった。
最後に世界中が一緒にジャンプしているような地響きが、私の心臓をゆらゆらと揺らした。
片手はしっかり岳と繋がったまま。
会場中のアンコールを呼び掛ける歌が強くなればなるほど
岳と私の手も少しずつ強くなった。
黙ったまま真っ直ぐステージを見つめる岳を見上げていると
少しずつ不安が押し寄せる。
黙っていることに耐えかねた私は、思わずふざけたように言ってしまった。
『寂しいの?手。』
岳はチラッと私の手を見てニヤリと笑った。
「バカ?」
ワァアアアアァア!
突然始まったアンコールと同時に
繋がっていた手は離された。
それは私にとって、フェスが終わる時間のようだった。
最後に世界中が一緒にジャンプしているような地響きが、私の心臓をゆらゆらと揺らした。


