一生分の愛を君へ

「舞ー。もう着いてるよ。」


はっと目を開けると、窓から生暖かい空気が流れ込み
フロントガラスからは、青い海が見えた。


『ちょっと待って。』

この海には
見覚えがある。


「ん?」

『ここはどこ?』


まさか。まさかまさか。


「御宿。海そこそこ綺麗だし。」


あぁ、こうなることを分かってたのか私は。
だからあんな夢を。

「早く出ようぜ!」

嬉しそうにしやがって。
いやぁな夢の後遺症を感じる余裕もないくらい。

あいつに会いませんようにと
強く願っていた。

外には暑い太陽が
私を待っている