一生分の愛を君へ

真人からの電話は他愛のないものだった。

「外にいこうよ。夏は海だ。」

と、話の流れで海に行くことになる。

私は顔を洗い化粧をして
Tシャツ、ショートパンツ、帽子を用意して
カバンに財布とタオルとデジタルカメラだけ詰め込み、ビーチサンダルを履いて外に出た。

家の前には後部座席に真人を乗せて、あー君の車が停まっている。

「ビキニ着てきたかよ。」

『泳がないだろ!』

「だと思った。早く早く!助手席なっ!」

と、いつもと変わらない笑顔で真人が笑った。