一生分の愛を君へ

帰りは景色も何も見れなかった。
車で1時間くらい、ピンク、青、紫、若い緑の紫陽花が揺れる光景が
ふわふわと頭に浮かんでいた。


二度とあの海には行かないだろう。
そんなことを思いながら
想生の表情や海や空
鮮やかな紫陽花や急な坂道を

私はほとんど毎日思っていた。


働いていても
真人やあー君と一緒にいても岳を思い泣いた夜も。

それらは私の脳裏にしがみついて離れない。