一生分の愛を君へ

空にはふわふわとしたピンクの綿菓子でも浮いているかのようだ。

春のいい匂いがするなぁと改めて4月を感じる。


空で風に揺れるその桜のもっと奥で
岳は今何をしているんだろう。

ピンクとピンクの間から
薄い空色がチラリと見えた。

まだ見守ってくれてるとは思えない。

岳が何故いなくなったのか、私はまだ分からないままだ。
思い出すと出てくるのは涙だけ。鼻の奥がつんとするのを、唇を噛んで我慢した。

目の前に誕生日ケーキが置かれたところだ。