一生分の愛を君へ

どうしてこんな単純なことに気付かなかったのだろう。


四十九日を終えて
地面を見つめながらふと思い出した。


私は岳に、告白していないじゃないか。

何故?

何故伝えなかったんだろう。

いつか自然に答えがもらえるなんて
岳が近くにいる毎日が
ずっとずっと続いていくなんて
何で甘いことを考えていたんだろう。


気づいたのが良かったのか
悪かったのか分からない。
私は喪服のまま
土の上にへたり込み地面を叩いた。


悔しくて悔しくてたまらなかった。


『あー…もぉ…』


たくさんの涙がポロポロと溢れて
地面に水溜まりができて行く


「舞!?」



真人やあー君の声さえ
私の耳には届かない。


何故私は好きと叫ばなかったんだろう。

こんなことになるのなら
抱き締めて離さなければよかった。

何故私は
何故

木村君と…