キミイロの放課後

学校は嫌いじゃない。

いじめられてるわけじゃないし、友達だって唯も沙由もいる。

だけど、なんか窮屈で、友達と話しててもうまく入っていけないときがある。

この前みたいにどうしていいかわからなくなっちゃうときもある。


道路に向かって伸びる階段に腰掛けた。

そのまま革靴と靴下を脱いで横に置く。

直接足に感じるほんのりあったかい砂浜の感じが私は好き。