やーばい、間に合うかな。
昼寝しなかったら良かった…。
とりあえず、薄めの化粧をして行こかな。

「よしっ…行ってきます」

うわ~、集合時間オーバーしちゃったよ。
楓花達怒ってるかな…。

「楓花ごめーん!遅くなって!」

「ほんと遅い!5分遅刻だよ!」

「ごめんって~、許して?」

「…許す…」

「ありがとう~、楓花だいすき!」

「はいはい」

「君が愛美ちゃん?」

「あ、うん」

「俺、坂下 隼人。こいつが俺の友達、立川 圭」

「…はじめまして圭君」

「…お前、来んのおせーよ」

「…は、?」
何こいつ、はじめて会った人にそんな事言います?

「「は、?」じゃねーし」

「…遅れてごめんって言ったじゃん」

「それは片倉さんにだろ?俺には?」

「…ごめん」
むかつくー!

「いいよ別に」

「ありがとう…」
はあ…来なかったら良かった…

「よしっ、じゃあ全員揃った事だし遊びに行きますか!」

「楓花~、俺二人っきりになりたい」

「え~、また今度にしよ?」

「…いや」

「…しょーがないなあ、愛美~、」

「んー?」

「二人っきりになりたいからさちょっとの間だけ立川君と一緒にいてくれない?」

「…えっ…どーしても?」

「…おねがい!」

「…わかった、行ってきな」

「ありがとう~!!!隼人いこ!」

「愛美ちゃんありがとな」

「どーいたしまして」