「愛美~、起きないと遅刻するよ~。」

「…ママ朝から声デカイ…」
山下 愛美(アイミ)
17歳の高2

「髪の毛セットした?」

「したよ」

「気を付けて行ってらっしゃい」

「はーい」

私には忘れられないでいる人がいる。
私から別れよって言いだしたんだけどね。
あの時から後悔してて今でも好きでずっと思い続けてる。

「愛美、おは~。」

「楓花おは」
私の友達、片倉 楓花。
男友達が多くてよく男子と出掛けたりしてるらしい。
私とは正反対の性格だ。

「今日ね放課後隼人と隼人の友達と遊びに行くんだけど愛美も一緒に行かない?」

「んー、どーしよ」
帰っても暇だしなぁ…
あ、隼人って言うのは楓花の彼氏の事

「どーせ、暇なんでしょー?」

「…バレた?」

「ばればれ」

「…わかった、行くよ」

「ありがと愛美!」

「うん!」
やっぱ、楓花には叶わないや。

「みんな席につきなさい、出席を確認する」


私達の担任、原ちゃん先生(原口 まおこ先生)
可愛くて男子生徒に人気らしい

「よし、みんな出席してるわね、今日は1時間だけだから大掃除して解散!」

「「やったー!!!」」

それからの事みーんな一生懸命大掃除をして学校が終わった。

「愛美、11時に渋谷駅に集合ね」

「りょーかい、じゃ後でね~」

「後で~!」

この時まさか、私の事を理解してくれてる人と出逢うなんて知るよしもしなかった。