君色初恋

「あなたって絶対、軽い男ですよね。」

『あなたって……ぶはは。』

彼は電話越しに笑っていた

「だって、名前知りませんもん」

『あれ?俺教えてなかったっけ?』

「はい。」

『俺の名前は、西条 陸』

「陸……」

『ぶはは。さっそく呼び捨てとか。あんなやるねー』

「え!?あっ違いますよ。ただ呟いただけで……」

『呟いたって……名前を?ぶはは。やばい。面白すぎでしょ。まぁーいいよ。呼び捨てで。一応俺の方が一つ年上だけど』