お母さんが昔よく読んでくれていた昔話....

そのお話は昔、地の国と天の国があり両国仲良く協力し幸せに生活していたという。

地の国のとある商人は家族に会う為、天の国へと向かった。しかしその商人が見た物は、平和なはずだった天の国は何者かに襲われ血の海となっていた。

地の国の商人は泣きながら天の国に危険が迫っていると伝えようと天の国へ向かった。しかし彼もまた殺されてしまった。

その出来事を見ていた世界中の神様達は怒り震えた。人間の世界の仕組みを変えなくては....!

そして世界中の神様の手により地の国をこの世と名付け、天の国は天国と名付け、人々を殺した者たちが生活していたところを地獄と名付けた。そして同じような事が起きないよう、この3つの国を遠く離した。それから人々は静かに生活していった。