俺様王子に初恋します ~弱い私を許してください~







「お待たせしました」



ハンバーグとカルボナーラをテーブルに置いて、厨房へ戻って行った店員さん




「早く食おうぜ」


「うん、そうだね。いただきます!」




私が先に食べたのはカルボナーラ


この店のカルボナーラは最高なの!






あ、でも、

ハンバーグも食べたいな~


ハンバーグを切って口へ運ぶ蓮を、じ~っと見ていた





「何?俺に見惚れてんの?」





「はぁ?!そんなわけないでしょ!」



急に何言ってんのよ






「そうか?顔赤いけど?」



「別に赤くないし!」



それに、私が蓮を見てたのは、ハンバーグが食べたかったからで
別に見惚れてたわけじゃ、、




「わかってるって。ハンバーグがほしかったんだろ?」



わかってたなら最初から言ってよ




「うん、、」



「じゃあ最初っから言えよな」



そうだけど、、



なんか食い意地張ってるって思われたら嫌だもん


でも、ハンバーグもカルボナーラも食べたいって思ってた時点で、そう思われただろうけど。





「はい」


フォークでハンバーグを刺して、私の口の前に持ってきた






?!


「もしかしてこれを食べろってこと?」



「そうだけど?」



「だって、これって、、」




か、間接キスだよ...?!



そう考えたら、急に熱くなってきた




「なーに考えてんの?聖華っておもしろいな!笑」


「今絶対バカにしたでしょ」


「いいからさっさと食べれば?」



「うん、」