やっと自己紹介の時間が一通り終わり休み時間、1ヶ月と半日ぶりに友達に会うと話しかけずらい....。

(早く終わらないかな....?)

等と考えていた私の後ろから私の名前を呼ぶ声がした。

?「琴梨~おはよー!!!!」

幼稚園からずーっと仲の良い形山悠紀【かたやまゆき】私達はずっと“ゆっきー”と呼んでいる。ゆっきーには友達が沢山いて人の面倒見がとても良い。それに彼女は形山家の長女....だからここだけの話口喧嘩はかなりの強さ。出来るだけ喧嘩は売らないようにしている。

琴梨「ゆっきー....おはよー....?」

悠紀「うん、おはよー!」

琴梨「ゆっきー何だか....少しテンション高くない..?どうしたの??」

悠紀「何言ってるの?!今日から中学生なんだよ?青春だよ~(*´∀`)?青春!!!」

琴梨「あー、うん。そうだね....」

琴梨(青春ねぇ....正直どうでも良いわぁ....)

等と考えていた私にまたしても彼女は声をかけてきた。

悠紀「青春と言えば....部活決めた?」

琴梨「や、とりあえず....バスケ部入ろうかと....」

元々運動神経が悪かった私は何かしらの運動部に入らなくてはと思っていた。小6の時、漫画の影響でバスケに憧れていた。勿論自分に不向きならやめるつもりでいた。

悠紀「え、琴梨がバスケ?!マジで?!」

言われるだろうと思っていたことを悠紀が何気なく言った。そりゃそうだ、50㍍走は中学にもなってまだ9秒代なのだ....驚かれるのも当然。

悠紀「良いんじゃない?私はこれからの部活体験入学で仮入部して決めるよ」

琴梨「そっかぁ....」

悠紀「まぁ、とりあえず私は琴梨が例え変な部活に入ったとしても応援してるから」

あー....うん..?

悠紀「そんじゃ、授業始まるから席戻るね」

琴梨「うん、またね」

....はぁ、授業かぁ。
....怠い。早く終わらないかな、授業。