「――――っはいっ解散!」
キャプテンの言葉とともに凍り付いた男どもが散っていく。
そういえば、次のキャプテン誰になるんだろう。
うちの高校では合宿で時期キャプテンがきまる。
あたり的には、実力もまとめる力もある
隆が、
隆なら...なれる気がする。
チラッと隆を見てみる。
...!!
目が合っっっ!?
った瞬間そらしてしまった。
だめだ。あたし感じ悪すぎ。
え、こっちに...?
くるくるくる...!?
1人あたふたなってるのに
隆は一直線にあたしのもとへ。
「華蓮」
「ん?!」
しゃべるのが久々なきがして
声が裏返る。
「明日から頑張ろうな」
「あ...うん!!」
「じゃ。」
と言って帰ってく隆
あたし構えすぎだなぁ。
あたしばっかり意識してしまってる。
隆にとっておでこチューなんて大したことないのかな。
そう思うと心が痛くなった。
だめだめ。
明日から大事な合宿なんだし。
こんなことを考えてる場合じゃない。
