喋ってるうちに
ぞろぞろとみんなが動き始めた
「やばい!怒られるー!
早く並びにいくよ!悠那!!」
「う、うん!」
私は日向について、列の後ろに並んだ。
すると先生が指示を出した。
「バスケ部陸上部でペアになって!
バスケ部諸君はしっかり教えること!」
「「はい!」」
「よし!じゃあ対面シュート!
教える時間は10分!」
「「はい!!!」」
うわ、すごい。
みんな気迫がすごいよ
私、こんなの感じたことない…
これが、先生が言っていたコトなのかな?
「悠那」
「は、はい!」
「対面シュートは、
前から走ってくる人にパスを出して、
そのあとリングの方向いてシュートを打つの。」
「な、なるほど。」
「シュートの仕方はこう!
フォロースルーは私の真似して!」
「はい……」
フォ、フォロースルーってなんだ⁉︎
わかんないわかんない〜!!
私が首傾げてうなってると、
「あ!わかんないよね⁉︎
ごめんねごめんねごめんね⁉︎」
日向が察知してくれた。
「フォロースルーってのは、シュート打ったあとの腕とか手の形!
きれいで、安定してくると、シュートもよく入る!!」
「おお!」
「だから見てて!」
そういって日向はシュートを打った。
