別に、どーでもいいんだけどね?うん。
綺「わかったー。」
綺乃と2人で中庭に向かった。
綺「いつ来ても綺麗だよね。ここ。」
渚「だね、、、、昔は、ここより屋上だったのに……。」
結局は、皆のことをひきずってるんだねー、私。
綺「……あっ!見てみて、あのコスモス咲いてるよ!!!!」
渚「だね?初めて綺乃が育てて枯れなかったね。」
いつも、さく前に枯れちゃうからね。
綺「それはソレでひどいよ?!渚っ!」
渚「そーでもないからねー???
綺乃が馬鹿なのは前から知ってるしね。」
何気ない、この空間が私は一番好きだ。
「ーーー………!」
なのに、
なのにどうして、
私の場所をまた奪うの?
彩「気持ちいいねぇ、ここぉ~!
私ぃ、屋上じゃなくてぇここがいいなぁ~?」
この猫なで声。
語尾の延ばし方。
知ってる。私も綺乃も。
綺「なんで今日に限って出て来るんだろうね?」
渚「確かに。屋上に閉じこもっとけばいいのに……。」
かごの中の鳥、みたいにね?



