元姫 ~One only truth~





皆の席が私と綺乃のまえってことかな。



そのせいで余計クラス中から睨まれる。


女子からは彩芽を苛めた最低な女。

男子からは憧れの白虎の皆を裏切った裏切り女。



そんな感じで思われてるんだろうな……




チラッと白虎に目を向けると、蒼と目があった。



蒼は目をそらすことなく、私に笑いかける。


…周りに気づかれないように。ね。




綺「……渚、大丈夫?」


隣で、私の手を握ってくれる綺乃。



別に、大丈夫なんだけど。



キーンコーンカーンコーン



と鐘がなると同時に担任が入ってきた。



担任は、私の味方かな。ケンちゃんみたいな感じ。

竜二って名前でリュウちゃん。ケンちゃんの弟ね。



竜「今日は、体育祭の競技決めだ。

さっさと決めろ。」



と言って堂々とイスに腰掛けるリュウちゃん。



綺「……相変わらずの適当さだね。」



渚「あれがリュウちゃんだよ。」




そう話しながら黒板に目を向けた。



いつの間に立ったのか、リュウちゃんが黒板に競技を書き出していく。




竜「今回も去年同様めんどくさい競技が追加される。


去年は鬼ごっこ。
今年は、喧嘩だ。」