渚が赤いワゴン車でタコスを買って、二人でぶらぶら歩いていたとき、
秦「…………ーーっ!!!!」
遠くから、秦が走ってくるのが見えた。
秦が、1人で。
渚「…綺乃、は??」
渚も気づいたらしく、そう呟いていた。
俺らのところについた秦は、肩で息をしながら途切れ途切れで、
秦「……………綺、乃がっ、、、
ハァハァ………ら、ちられたっ!!!!!」
その言葉のいち早く反応したのは渚だった。
渚「…綺乃が??誰に?」
秦「…わか、んねぇ…ハァハァ
ジュース、買いにいって、、そしたら、拉致られた…」
後半の方は息が整ったらしくスラスラと状況の説明をしてくれた。
秦「…目の前で拉致られたのに…
なにも、できなかった、、、、」



