「…〜〜っ!!」 当然、突然そんなことをされた私の顔は真っ赤なわけで。 「ははっ。桜可愛い」 悪戯に笑う彼になんて構ってられなかった。 「ほら、入ろっか?」 まだ顔が熱いのを自覚しながらレストランに入る。 「デート、3回目だね」 そう言った私に、「え?」と顔を向ける彼。 「高校の時の2回。覚えてない?今日が、マナ君との3回目のデート」 高校の時は4ヶ月付き合ってたけど、マナ君の浮気もあってちゃんと付き合ったのは実質2ヶ月。 その2ヶ月の間に2回、デートした。