「早乙女さ……」 戻って彼女を探したけど、どこにもいない。 「彼女ならさっき帰ったよ」 そう言われて時計を見たら、とっくに退社時間は過ぎていた。 彼女は、何がしたかったんだろう。 そう疑問に思ったけど、もう帰ってしまったなら仕方ない。 明日聞こう。 そう思って帰る支度をした。 「あれ由唯、真那斗知らない?」 帰ろうと彼の席を見たら、そこに彼はいないのに気がついた。