そう思っていると、マナ君は不敵の笑みを浮かべた。 本日何度目かのそれに、また心臓がドキッと跳ねる。 「ねぇ桜。それ、誘ってる?」 そして、とんでもない爆弾を投下した。 「な、な…っ!違う!!」 パニックになる私を見てクスクス笑う。 からかわないでよもう! 「真っ赤になって可愛いね桜。大丈夫、お前が鈍感なことくらい昔から知ってるから」 「……へ?」 どういう意味? 「じゃ、行こっか?」 私のそんな疑問を置いて、マナ君は家へと車を発信させた。