「じゃ、乗って」 「……はい」 そのまま、車に乗り込んだ。 「で?今日はどこ行くの?」 「え、あっ!そっか」 今日は、私がマナ君の誕生日祝うから任せてもらうんだ。 散々どこにしようか迷ったんだけど、私の結論は。 「私の家に来て」 「………え?」 マナ君が大きく目を見開いて驚いた。 美味しいレストランでもいいけど、よく行くし。 だったら、ご馳走作ってケーキも焼いて、いつもとは違う形のことをしようかなって思ったんだけど…。 嫌、だったかな…。