「クスッ。桜可愛い」
ーーーーーーちゅ、と。
彼の優しい唇が私のと重なった。
「突然で、ムードもなくてごめんな」
彼の言葉に、ふるふると首を振る。
「私にとっては、最高のプロポーズだよ…?」
そう言った私に、クスッと笑う彼。
「一生幸せにする」
「うん…!」
そう言った瞬間、歓声が聞こえた。
「おめでとー!」
「見せつけるねぇー!」
「お幸せにー!」
みんなからの祝福の言葉に、もう涙がしばらく止まらないのを覚悟した。
「残念だったね、早乙女さん。もう君にあの2人を引き裂けないよ」
「最初から、上手くいくなんて思ってませんでしたよ…。あれ見せられたら、応援するしかないじゃないですか」



