「山城さん、もう一度聞きます。本当にいいですよね?」 「私は基本君に任せているよ」 その次は真那斗と部長の謎の会話。 一体何事かと、部内全員の視線が真那斗達に向いていた。 「早乙女綾」 「え、あたし?はいっ!なんですか?」 突然呼ばれたのは、早乙女さん。 この状況で何を思ったのか、真那斗に名前を呼ばれて媚び売り大勢に入った。 「何々?何が始まるの?」 私の横で由唯はなんだか楽しそうに観察している。