その日の夜だった
なっちゃんのお母さんから電話がかかってきたのは…
「ごめんね、夜遅くに」
「いえ、なっちゃんに何かあったんですか?」
「今さっき、夏姫が倒れたの…」
「!?」
「夏姫は生まれつき病気を持ってて…
今までも何度か倒れたことがあったんだけどね、もう夏姫長くないかもしれないらしいの…。」