カラスはそう言うとあたしを乗せて飛んでくれたニャ。
バッサ!バッサ!
空を飛ぶって凄いニャ!
とても高くて怖いニャーー!
カラスは頑張って飛んで、
凄く遠くまで運んでくれたニャ。
でも、海まではとても遠くて、
途中の草原でカラスは降りたニャ。
「とても僕のチカラでは君を乗せて海まで運べないカァ!もう疲れてヘトヘトだカァ!」
そう残念……でもありがとう!
とっても助かったニャ。
帰ったらニボシを半分あげるニャ。
カラスと別れて、あたしは歩いたけど
とても海までは遠かったニャ。
だってあたしは猫ニャんだもん。


