今日からお嬢様の執事でございます。













その頃、澪人は……
夏乃の家に訪れていた。
そこには、萊人も来ていた。



「…えぇ!?由莉愛がいなくなった!?」

「…はい」

「こっちには来てねぇよ」

「…そうですか。ありがとうございまさた」

「…くそっ。何やってんだよ、あいつ!」

「…あっ!萊人くん!?」



萊人は家を飛び出した。
由莉愛を探しに…



そして、澪人は勘が鋭かった。
由莉愛の家に向かっていた。
由莉愛はきっと、両親と住んでいた場所に帰るだろうと思ったから。


辿り着くと、やはりそこには由莉愛がいた。
雨で足音が聞こえないのだろう。
こちらの様子は気づいていないようだ。
由莉愛は、泣いているのが分かった。
喘ぎ声が聞こえた。



澪人は、由莉愛の側にいてあけだい。そう、強く思った。