「…ってか、あたしも乗せて!」
「え!?…今日だけだからな!」
「ラッキー!」
あたしは喜んで萊人の後ろに乗る。
…これで遅刻せずに済みそう!
「…おい、もっと優しく乗れよ!」
「もう、うるさいなぁ!遅刻しちゃうよ!?」
「ったく、誰のせいだと思ってんだよ。…飛ばすから、掴まっとけよ」
「おっけー!」
すると、萊人は勢いよく漕ぎ始めた。
…いくら何でも速すぎ!
「きゃー!萊人、怖いー!!」
「だから、掴まっとけって言っただろ!」
そして、無事に学校へ到着。
…大丈夫、あたし生きてる。
朝からヘトヘト。

